神宮寺さんを応援して9年間 今

神宮寺勇太というアイドルを応援してから、9年が経った。ちょうど1年前にも8年目のブログを書いているが、ずいぶん心持ちは違う。

今日、2021年3月31日に彼のシンメである『岩橋玄樹』がKing & Princeを脱退、ジャニーズ事務所を退所する。一年前には想像もしなかったことで、どこかまだ実感できず、これは夢なんじゃないかとふと思う。じぐいわがシンメとしての道を歩き出すスタートラインを見たあの頃の私は、こんなに早くゴールテープを切ってしまうなんても思ってもみなかった。

世の中には「終わりよければ全てよし」なんて言葉があるけれど、どうやったって、「どの道を誰とどんな風に、どんな感情で通ってきたか」の方が大事に決まっている。たとえ、終わりが納得のいくものじゃなくても、その過程にあるものが大切で、特別で、何よりも輝いていたら、全てよしでしょ、私はそう思う。

 

2020年、神宮寺さんにとってはどんな一年だっただろうか。

世の中の情勢は一歩進んで二歩下がる、そんな中で神宮寺さんはいつでもポジティブに、明るい言葉を発していた。配信ライブも然り、ファンと会えない時間を過ごしたからこそ、大切さを知ったと言ってくれた、一緒に前を向いていこうと何度も発信してくれた。

Happy LIVEでは、歌の安定感とアイドルらしさ全開の神宮寺勇太を魅せ、新規のファンを増やした。Mazy Nightでは二番のセンターに配置され、止まらないダンスの成長を見せた。2枚目のアルバム L&では作詞作曲をした 『Laugh &』を届けてくれた。ライブの演出にもさらに関わるようになり、集合時間の2時間前から一人で現場に入って、演出の確認をすることもあった。DREAM BOYSでは、厳しい状況の中、感染者を出さずに有観客公演をロングランで達成した。史上最高のチャンプと称賛され、神宮寺勇太の魅力をより一層高めた。

私が見てきた神宮寺さんの2020年は、今年も成長を遂げていた。いつだって向上心の塊だし、本当に真面目で手を抜かない、感謝を言葉にすることを怠らない、ある意味今まで通りの神宮寺勇太だった。

 

でも、ふとした時に、私が見てきた神宮寺勇太にどこかピースが1つ欠けているような感覚があった。それが『岩橋玄樹』というピース。誰にでも優しくて、自分の立ち位置を常に考えながら、自分という存在を柔軟に変えてきた神宮寺さんが、大人に離れろと言われてもずっと頑なに離さなかった『岩橋玄樹』の存在が隣にいないと、どこか寂しくなってしまう。

これは、神宮寺さんが完璧ではないということではなくて、玄樹くんがいたからこそ見ることができる表情があって、神宮寺さんの一面があるということ。神宮寺さんは、玄樹ちゃんの前だと、一番優しい表情をしていて、一番感情を出していて、時に一番弱い表情をする。

やっぱり、人間、気丈にふるまっていてもどこかで力が抜ける時があるわけで、それが神宮寺さんにとっては『岩橋玄樹』の前なんだと思う。だから、その表情を目にすることが出来なかった2年半、神宮寺さんはとても強くなった。強く見せていたのかもしれない。

弱い自分を見せることを嫌う彼だから、どうか、『親友以上』の玄樹ちゃんには甘えて欲しいし、その逆も然り、支えてあげてほしい。

 

ファンクラブの動画で最後に神宮寺さんが見せた、私が応援してから見た中で一番の強がりの笑顔を抱きしめてあげることができる人が、2021年の彼のそばにいることを願っています。

神宮寺さん、9年間素敵な思い出とありがとうございました。

神宮寺さんを10年目も精一杯、応援させてもらいます。

沢山の笑顔を見ることが出来たら、それが一番幸せです。神宮寺さんに幸あれ!